「池袋って治安が悪いって聞くけど、本当なの？」と、女性で一人暮らしを検討している方から、よく聞かれます。
たしかに池袋はターミナル駅で、繁華街や人通りも多いため、「夜が少し怖い」と感じる人もいます。
しかし実際は、池袋はエリアを選べば、女性の一人暮らしにもおすすめです。
この記事では、
・池袋の治安が悪いと言われる理由と実際の治安について
・エリアごとの治安レベル（東口・西口・北口・南口など）
・女性の一人暮らしで安心できる物件の選び方と注意点
などを詳しく解説していきます。
池袋の治安は本当に悪い？都内の他エリアと比較してみた
池袋が「治安が悪い」と言われる理由
池袋は新宿・渋谷と並ぶ都内有数のターミナル駅。
そのため、夜遅くまで営業する飲食店やバー、繁華街も多く、「人が多い＝トラブルが起きやすい」という印象を持たれやすいです。
特に北口（西一番街〜ロマンス通り周辺）は、居酒屋や風俗店が集まるため、初めて夜に歩くと不安を感じる人もいます。
また、SNSなどの影響で「池袋=治安が悪い」というイメージを持っている人が多いという一面もあります。
実際の治安データはどう？他エリアと比べると池袋は意外と安全
池袋の犯罪発生件数は新宿・渋谷より少なめ
警視庁の犯罪統計（豊島区）によると、池袋駅周辺の犯罪発生件数は、新宿区や渋谷区と比べて少ないことがわかっています。
新宿駅周辺や渋谷センター街は、夜遅くまで人が集まる繁華街エリア。
それに対して、池袋は商業エリアと住宅エリアが近く、深夜の騒音やトラブルは比較的少ないのが特徴です。
「池袋は危険」と言われがちですが、実際の治安データを見ると、むしろ都内では中間〜やや安全寄りのエリアといえます。
池袋は治安が悪いイメージを持たれやすいですが、実際は都内の中でも住みやすいエリアの1つなんですね。
人通りが多く、夜でも明るいから「安心」との声も
池袋はとにかく人の流れが絶えない街。駅周辺やサンシャイン通りなどは照明が明るく、夜でも街全体が明るい印象を受けます。
実際に一人暮らしをしている女性の中には、「夜でも人通りが多くて安心」という声も多く聞かれます。
深夜まで営業しているチェーン店やコンビニも多いため、便利な上に「街灯があって安心」という方もいます。
とくに東口方面（サンシャインシティ側）は、夜でも明るい道が多く、「人が多くて逆に安心」という女性も多いんです。
パトロール体制や防犯カメラも充実
池袋は、都内でも人が多いエリアであることから、パトロール体制も非常にしっかりしています。
警察官による巡回が定期的に行われており、特に深夜になるとパトロール中のパトカーを頻繁に見かけます。
池袋には、交番が多いのも特徴。西口方面には池袋警察署、駅周辺には合計5件の交番が配置されています。
また、主要な通りには監視カメラが多数設置されており、事件が起こりにくい環境づくりが進んでいます。
池袋地区にはドームカメラが49台設置され、撮影された映像は、池袋警察署及び警視庁本部に送られているそう。
こうした取り組みは、池袋が「昔よりも安全になった」と言われる理由のひとつです。
実は「人通りが少なすぎる街」の方が怖い？
意外に思われるかもしれませんが、閑静すぎる住宅街は、夜になると人が少なくなり逆に不安という方も多いです。
一方、池袋のように人通りが多い街では、助けを求めやすい・明かりが多いというメリットも。
人々の防犯意識も高く、人が多いことが防犯においてメリットにつながっているという一面もあるんです。
「静かすぎて夜道が怖い」より「人の気配がある方が安心できる」という女性にとっては、池袋はちょうど良いバランスの街だといえるでしょう。
安心できる街のタイプは人それぞれ
「閑静な住宅街の方が落ち着く」という人もいれば、「明るくて人通りのある道の方が安心」という人もいます。
つまり、「治安の良さ」の感じ方は人それぞれ。
どちらが良い・悪いというよりも、自分が安心して暮らせるタイプの環境を選ぶことが大切です。
意外と住んでいる人も多い？池袋は「住む街」でもある
池袋は「人が多い」というイメージから、住むのには向かないと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、池袋駅周辺には、学生や社会人、女性の一人暮らしの方も多く住んでいます。
池袋駅周辺にはオフィスが多く、大学は「立教大学」などもあり、社会人の女性や学生さんも多いんです。
また、日常生活に必要なスーパーやコンビニ、飲食店も充実しているため、生活の利便性は非常に高い街です。
ショッピングやレストランなどにも困らないため、東京での生活をエンジョイしたい方にもぴったりですね。
そのため、池袋は「遊ぶ街」と「住む街」の両方の顔を持つ、都内でも希少なエリアといえるでしょう。
夜でも明るい通りや人通りが多い道を選べば、女性の一人暮らしでも安心して暮らせます。
続いて、池袋駅周辺のエリアごとの治安について解説していきます。
エリア別で見る池袋の治安と雰囲気
池袋東口エリア：明るくて女性にも人気のエリア
賑やかで便利！活気のある東口エリア
池袋東口エリア（サンシャインシティ側）は、ショッピング施設やオフィスが多く、昼夜を問わず人通りが多い安全なエリアです。
西武百貨店、池袋パルコ、サンシャインシティなど大型施設が集まり、買い物やグルメ、映画やゲームセンターなどの娯楽を楽しむことができます。
レストランも多く外食に困りませんし、スーパーも多いため生活面でも利便性が高く、女性の一人暮らしにもおすすめのエリアです。
また、豊島区役所や郵便局、銀行など公共施設も徒歩圏内にあり、日常の手続きや生活面での利便性も抜群です。
夜でも明るく人通りが多い
東口エリアは学生が多く、明るく賑やかな雰囲気。夜でも人通りが絶えず、女性の一人歩きでも安心感があります。
サンシャイン60通りをはじめ、大通りは街路樹が整備されており、夜でも明るく、不審者の出没リスクも比較的低いです。
他の出口に比べてキャバクラや風俗店が少ないのも特徴。駅から少し離れると静かな住宅街が広がり、女性の一人暮らしでも安心です。
女性が安心して暮らすためのポイント
池袋東口エリアで一人暮らしを考えている女性は、夜の帰宅の際はメインストリートや明るい通りを利用するようにしましょう。
また、駅近くでも住宅街に近い物件を選ぶと、生活音や人混みのストレスを避けやすいです。
交番も多くて安心◎
また、治安が気になる方は、防犯カメラや交番の位置を確認しておくとさらに安心。
池袋東口エリアには「池袋駅東口交番」「東池袋交番」「サンシャイン前交番」など多くの交番があります。
いざとなったら駆け込める交番がいくつもあるのは、一人暮らしを考えている女性にとっては安心ポイントですよね。
池袋西口エリア：落ち着いた住宅街が多く、治安も良好
池袋西口エリア（立教大学側）は、大学・学校・公園が多く、文教エリアとしても知られる穏やかな地域です。
東武百貨店やルミネ池袋店などの商業施設や、東京芸術劇場、池袋西口公園などのお出かけスポットも多数。
池袋西口公園では定期的にイベントやライブが開催され、ファミリー層も多く、明るく安全な雰囲気が漂っています。
落ち着いた雰囲気と商業施設が程よく混在し、駅周辺こそ飲食店が多いものの、少し歩くと住宅街に入り、静かで安心して暮らせます。
「西池袋」や「南池袋2丁目」あたりは、特に女性の一人暮らしにおすすめです。
池袋西口エリアの現在の治安は？
一昔前はカラーギャングが集まるなど「治安が悪い」と言われていましたが、現在は公園や周辺施設のイベント開催などで明るく安全な雰囲気です。
西口の「エビス通り」や「ロマンス通り」の方面は繁華街なので、治安が心配な方は夜間の通行は控えるのがおすすめです。
池袋西口エリアは、駅前には交番、駅の近くには池袋警察署もあるので、防犯面でも安心です。
池袋北口エリア：便利だが夜は注意が必要
池袋北口エリア（池袋2丁目・西一番街方面）は、多国籍な飲食店や居酒屋、娯楽施設などが集まる歓楽街的なエリアです。
昼間は活気がありますが、夜間は飲み屋も多いため客引きもおり、夜間の女性の一人歩きは控えた方が安心です。
多国籍な飲食店や娯楽施設が充実
池袋北口エリアには「チャイナタウン」と呼ばれるエリアがあり、本格的な中華料理店やカラオケ、パチンコなどの娯楽施設が並びます。
昼夜問わず活気があり、利便性と賑やかさを重視する人には便利な場所ですが、女性の一人暮らしにはやや注意が必要です。
池袋北口エリアで一人暮らしをするなら？
近年は防犯強化が進み、安全性が向上しているものの、池袋北口エリアは東口や西口と比べると夜間の治安はやや不安なエリアです。
池袋北口エリアで女性が一人暮らしをする場合は、駅から少し離れた住宅街側の物件を検討するのがよいでしょう。
ただし、北口から少し離れた「池袋本町」や「上池袋」方面は住宅エリアで落ち着いており、家賃も比較的抑えめ。
ファミリーマンションのほか、単身者向けのアパートやマンションもあり、「便利さ重視＋家賃を抑えたい」人にはおすすめです。
ただ、女性の夜間の1人歩きは避け、自転車を利用したり、なるべく明るいうちに買い物などを済ませておくのがよいでしょう。
池袋南口エリア：落ち着いた暮らしを求める方に◎
池袋駅南口エリアは、商業施設の便利さと静かな住宅街がバランス良く共存する、女性も安心して暮らせるエリアです。
西武池袋線池袋駅南口周辺には、西武百貨店やジュンク堂書店、各種飲食店が駅周辺に立ち並び、買い物や外食に困りません。
駅から少し離れると閑静な住宅街が広がり、落ち着いた暮らしを求める方におすすめです。
「南池袋公園」など自然を感じられるスポットもあり、休日には散歩やピクニックを楽しむこともできますよ。
池袋の中でも治安良好なエリア
池袋南口エリアは繁華街が少なく、夜間でも比較的安心して過ごせるため、女性の一人暮らしにも向いているエリアです。
目白方面へ向かうとオフィス街が続き、駅周辺の利便性を享受しつつ、静かな生活が送れます。
ファミリー層にも人気のエリアで、近年の再開発で新しいマンションや住宅が増え、さらに快適で安全な暮らしが可能になっています。
池袋の各エリアについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
女性の一人暮らしで気をつけたい物件選びと生活のポイント
池袋で初めての一人暮らしを始める女性にとって、物件選びや日常生活の工夫は安心して暮らすために欠かせません。
防犯面だけでなく、夜の帰宅時や日々の生活の利便性も考慮して選ぶことで、ストレスなく快適に過ごすことができます。
女性におすすめの安心物件の条件
オートロック・モニター付きインターホン
オートロック・モニター付きインターホンのある物件は、防犯性が高く、訪問者の確認ができるため、初めての一人暮らしでも安心です。
宅配や友人の訪問時もスムーズで、防犯カメラと合わせて不審者の侵入リスクを大幅に減らせます。
2階以上の物件を選ぶ
女性が一人暮らしをする場合、なるべく2階以上のお部屋を選ぶのがおすすめです。
1階のお部屋は外から侵入されやすいリスクがあり、2階以上の部屋を選ぶことで安全性が増すほか、防音面でも安心。
特に池袋のような繁華街近くでは、外の騒音対策にもなります。
夜道が明るいルートで帰れる立地
駅から物件までの帰宅ルートが大通りで明るい道であることは重要です。
夜間でも街灯が多く、人通りがある道を選ぶことで、安心感が増します。
池袋ならではの注意ポイント
北口の繁華街を夜間に通らない
池袋の北口エリアは、飲食店や居酒屋が集まるエリア。昼間は賑やかですが、夜はキャッチなどに注意が必要です。
繁華街の雰囲気が苦手だという方は、夜間に北口エリアを通るのは避けるのがベターです。
深夜はタクシー利用もおすすめ◎
池袋は人が多いことから、タクシー利用に困ることはほぼありません。北口エリアを深夜に通る場合などにもおすすめ。
また、東口のサンシャイン通りは人通りが多く安全ですが、終電後や深夜はやや人が少なくなります。
そのため、深夜に歩くのに不安を感じる時は、タクシーや配車アプリなどを利用するのもおすすめです。
基本的に街灯などで明るい池袋ですが、住宅街や裏道は暗くなる時間帯もあるため、なるべく大通りを通るルートを選びましょう。
日常生活でも安心して暮らす工夫を
池袋に限らずどのエリアでも言えることですが、女性が一人暮らしをする際は、防犯意識を高めに持っておいて損はありません。
たとえば、カーテンの色は外から透けにくい「遮光タイプ」にすること。
夜間でも部屋の中が見えないようにすることで、防犯面とプライバシーを守れます。
また、防犯ブザーを持ち歩いたり、在宅を装うためにタイマーで照明やテレビをつけるなどの工夫も有効です。
一人暮らしに不安を感じる女性も多いかもしれませんが、最低限のことをしっかりと気をつけていればそれほど不安になる必要はありません。
まとめ
今回は、池袋で一人暮らしを考えている女性に向け、治安やおすすめエリア、安心できる物件選びのポイントなどを解説しました。
池袋は「治安が悪い街」というわけではなく、「エリア選びが大切な街」。
エリア選びと物件選びのコツを押さえれば、女性でも安心して暮らせる街です。
特に西口・東口エリアは治安もよく、買い物や通勤にも便利。夜でも明るく、女性の一人暮らしをしている方も多いです。
また、
・他の繁華街より犯罪発生率が低め
・夜でも明るく人通りが多い
・警察・防犯カメラの体制が整っている
という点から、「危険な街」ではなく、「管理が行き届いた便利な街」だと考えられます。
特に女性の一人暮らしでは、エリア選びと物件選びを工夫すれば、安心して暮らせる場所だといえるでしょう。
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